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2012年度 第一回 MBAカフェ実施報告

2012年6月25日

本年は、KBSのM15期出身で、現在、慶應義塾大学総合政策学部准教授の飯盛義徳氏をゲストスピーカーとして迎え、「MBAは地域の役に立つか?-社会起業家の台頭とMBAへの期待」というテーマで講演をして頂きました。

飯盛氏は、出身地佐賀において自ら「NPO鳳雛塾」を設立、経営し、社会起業家としても活動されています。また、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科社会イノベータコースチェアパーソンとして、社会起業家育成にも携わっています。さらにKBSでは、「企業家論」を担当し、マネジメントの観点からソーシャルビジネスのあり方を学生と議論しておられます。現在、飯盛氏は、総務省・人材力活性化研究会座長に就任し、社会起業家育成の具体的方策について研究するなど、研究者、実践者、人材育成者の側面をも併せ持つ新進気鋭のリーダーです。

ご講演内容のレジュメはこちらより、ご覧ください。

受付を手伝って頂いた梅宮さん

司会を担当した魚谷さん

熱弁を振るう飯盛さん

プレゼンを熱心に聞く参加者のみなさん

実施概要

ゲストスピーカー
慶應義塾大学総合政策部准教授 飯盛義徳氏(KBS M15)
テーマ
『MBAは地域の役に立つか?-社会起業家の台頭とMBAへの期待』
日時
2012年6月15日(金)19時~21時
※交流会(立食形式)19:45~
場所
慶應義塾ファカルティクラブ
※三田キャンパス内の会場での開催です。ご注意ください。
東京都港区三田2丁目15番45号 慶應義塾大学北館1階
03(5442)3296

講師からの講演概要

社会起業家(social entrepreneur)に注目が集まっています。社会起業家とは、新しいビジネスモデルを創造し、行政、企業にも対処が難しい社会のさまざまな問題解決に立ち向かう主体です。一方、その活動においては、成果がみえにくく、効果があがるまで時間がかかります。また、企業とは違って、参加者に与えるインセンティブには制限があり、何らかの権威にもとづく強制、命令などが難しいという特性があります。そのため、多くの主体との協働が不可欠であり、高度なマネジメント能力が要求されるのです。本セミナーでは、活躍している社会起業家の取り組みを紹介し、マネジメントのポイントを説明します。そして、MBAの皆様への期待をお伝えします。社会を変えることに関心のあるMBAの皆様との交流を楽しみにしております。

ゲストスピーカー飯盛義徳氏のプロフィール

1964年、佐賀市生まれ。慶應義塾大学大学院経営管理研究科博士課程修了。博士(経営学)。

松下電器産業株式会社勤務(富士通株式会社出向)、飯盛教材株式会社常務取締役、有限会社EtherGuy代表取締役などを経て現職。1999年にNPO法人鳳雛塾設立。現在、副理事長(ファウンダー)。2005年、慶應義塾大学環境情報学部専任講師。2008年、同大学総合政策学部准教授、現在に至る。専門は、経営情報システム、地域イノベーション、ファミリービジネスなど。
鳳雛塾は、2003年度、日経地域情報化大賞日本経済新聞社賞、2010年度、地域づくり総務大臣表彰を受賞。総務省・過疎問題懇談会委員、総務省・地域力創造有識者会議委員、総務省・地域づくり懇談会委員、総務省・人材力活性化研究会座長、国土交通省・奄美群島振興開発審議会委員などを務める。論文多数
主著に『「元気村」はこう創る』(日本経済新聞出版社)、『社会イノベータ』(慶應義塾大学出版会)、『小学生のためのキャリア教育実践マニュアル』(慶應義塾大学出版会)ほか。

講演資料(ダウンロード)