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2009年度 日高会長の挨拶

2010年4月16日

同窓会としてのお役立ち「貢献」を目指して

2009年度 KBS同窓会 会長
日高 志津枝(M12/株式会社J.D.Power Asia Pacific マネージャー)

2009年度の同窓会長を務めさせていただきます、M12の日高志津枝です。KBS同窓会始まって以来、初の女性会長ということで、同窓会の皆様方から多くの期待と不安を頂戴し、緊張しております。微力ながら、できる限り精一杯努めさせていただきますので、多大なるご協力とご支援を賜れれば、そして、何よりも「暖かい眼差し」を頂戴できければ幸甚に存じます。

さて、KBSは、昭和45年にK1期生が修了されてから、2009年3月のM30期生の修了まで40年間に亘り、約3,000名の高い見識を有するビジネス・パーソンを産業界・学界に輩出してまいりました。同窓会は、こうしたOB・OGのタテ・ヨコの複合した繋がりであるネットワークが重要な基盤となっております。したがって、各方面で活躍されている同窓会員同士の交流が促進しやすいような「場」をいかに的確に整備し提供できるかが、同窓会の使命と認識しております。

昨今の社会・経済環境を鑑みますと、2008年秋以降の世界不況を受け、従来のパラダイムでは想定できないような環境不確実な時代の真っ只中に、我々は生きていると認識しても過言ではないでしょう。我々は、今こそ、KBSで培った知識・知見に加え、それ以上に身に染み付いた「物事の本質を見極めるための、ものの見方・考え方」を駆使して、産業界及び学界のリーダーシップを担い、現状を少しでも打破すべく努める時にあると思います。ただ、一人でできることの限界は当然あります。120%の能力をフルに発揮し続けることは、人間にはできません。ここで、重要なのは、我々KBSの同窓会員のネットワークを活用して、積極的な見識の融合を図ることと思います。この時代だからこそ、KBS同窓会には高い存在意義があるのです。

そこで、本年度の運営方針に、『皆様へのお役立ち ~「貢献」~』を掲げ、過日開催されました幹事会でご承認いただきました。この方針のもと、同窓会員の皆様の情報交流やネットワーク形成、すなわち見識の融合のお役に立てるような同窓会運営を目指してまいる所存でございます。法人組織ではない同窓会組織であるため、皆様のご期待に副えるほど深耕した充分な展開が徹底できるかは、まだまだ大きな課題を抱えていますが、前年度以前の同窓会で展開されてきた諸々の施策の継続を中心に、少しでも皆様のネットワークに役立つ活動を進めようとかんがえております。

何卒、より有用な同窓会になりますよう、会長以下本年度役員は一致団結して頑張りますので、皆様方のご協力・ご支援、そして忌憚のないご意見等をいただきたく、そして何よりも皆様方の同窓会活動への積極的な参画をお願い申し上げます。