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2010年度 髙尾会長の挨拶

2010年4月16日

同窓会員やKBSとの「協生」をめざして

2010年度 KBS同窓会会長
髙尾 信一郎(M13/久光製薬株式会社 執行役員)

2010年度の同窓会長を務めさせていただきます、M13の髙尾信一郎です。就任にあたり、御挨拶申し上げます。

ご承知の通り、KBSは昭和45年のK1期に始まり、2010年3月修了のM31期まで、41年の長きに亘り3,000名を超える修了生を輩出してきました。修了生の多くは、産業界や学界の多方面で活躍しておられます。

翻って、私たちを取り巻く昨今の社会・経済情勢を見ますと、大きな変化の波が幾重にも政界・産業界・学会を問わず押し寄せていて、多くの人々が不安と閉塞感にとらわれているのではないかと推察いたします。そのような中にあってKBSの修了生は、KBSで培われた高邁な見識と、実社会で身につけられた意思決定と行動する力とでこの閉塞的な現状を打破し、新たな高みに向かって世をリードすることを正に今期待されているのではないかと思います。一人でも多くのKBS修了生の方々がそのようなことを実現するのをお手伝いするためにも、同窓会会員の交流の場を提供して、ネットワークを強化していただき、また様々な活動を通してKBSの社会的プレゼンスの向上に貢献することが同窓会の使命と認識しております。

さて、平成22年度の活動ですが、上記の趣旨に則り従来の活動を基軸に展開する中で、更に付加価値を高めてまいりたいと思います。ストラテジック・インサイトセミナーやMBAカフェにおいて、時流に沿ったテーマに一流の講師をお招きするなど、皆様に参加してよかったと思っていただける同窓会のイベントを実施してまいりたいと存じます。また、KBSにおいては、河野先生が新進気鋭の委員長としてご就任され、大いにご活躍されることと期待しております。僭越かもしれませんが、河野委員長と一緒になって、母校の名声を一層高め、その実力を世に知らしめることにも、微力ながらお手伝いしてまいる所存です。

「母校と共に、修了生の皆様と共に、一緒になって活動していく。」そうした意気込みを込めまして、平成22年度の活動スローガンは、母校KBSが新たにその歴史を刻もうとしている日吉新校舎の名と同じ、「協生」といたします。

同窓会会員の皆様には、これから一年間、各種イベントへの積極的参画、会費の納入、組織発展に欠かせない連絡網の充実や各期の近況報告など色々なことをお願することになりますが、これもひとえに、以上のような同窓会の使命を果たし皆様に意義深い活動の場をご提供するためであります。その趣旨をご理解いただき、一年間ご協力いただきますことを重ねてお願い申し上げて、就任のご挨拶とさせていただきます。