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大西先生からのメッセージ

2024年5月14日
大西 浩志先生の写真

大西 浩志

2024年4月に慶應義塾大学大学院経営管理研究科に准教授として着任いたしました大西浩志(おおにしひろし)と申します。

私は大阪大学経済学部を卒業、同大経済学研究科博士前期課程を修了した後、株式会社ビデオリサーチを経て、2011年ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネス博士課程を修了しPh.D.(経営管理学)を取得しました。その後、株式会社電通にてチーフ・アナリストとして勤務し、2016年より東京理科大学経営学部、2022年より中央大学戦略経営研究科(ビジネススクール)にて教育・研究を行ってきました。

私の専門領域は、マーケティング・サイエンス、特にデジタル・マーケティングです。SNSをはじめとしたオンライン・コミュニケーションは、生活者にとって欠かせないものになっており、企業にとってもコミュニケーション手段として必須のものになっています。さらに生成AIなどの技術進歩によって、メッセージの内容や画像・動画コンテンツを低コストで作成したり、自動化したりすることができるようになり、コミュニケーションの質も量も大きく変化してきています。私の研究では、それらの新しいデジタル技術が消費者や企業活動、さらに社会にどのような影響を与えるのかを、ビッグデータを用いて統計的に解析しています。

また、現代アートの鑑賞やコレクションを趣味にしており、アート作品やアート思考(アーティストの創作に関する考え方)をビジネスに応用するためのアート・マーケティングの研究も行っています。長らくメディア業界での実務に携わってきたこともあり、アカデミックな研究を実務に活かすことをモットーにしておりますので、同窓会の皆さまで私の研究にご興味をお持ちいただければ、ぜひ一緒に取り組みさせていただければと考えております。KBSの益々の発展に向けて、尽力していきたいと思います。