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高木先生からのメッセージ

2014年3月13日

退職のご挨拶

高木 晴夫

KBSでの36年間を振り返り、定年しても引退するつもりのない今後への展望を書いて、ご挨拶とする。
KBSで一番注力した研究教育課題は「情報化」と「多様化」であった。その進行の中で、如何に組織を作り、リーダーシップを発揮し、繁栄する経営としていくか。これに答えを出すのが職務であった。では、今後の課題を何とするか。組織行動学者にとっての非常に大きな条件変化は「少子高齢化」と「地球環境変化」。前者は組織構成に深刻な影響を与え、市場特性を全く新しいバランスに向かわせる。後者は、「ゆでがえる現象」のごとく地球で生きる人々を苦しめる。組織行動学者にとって、前者よりも後者の方がはるかに手ごわい。でも挑戦に値する。そんな勇気を持って移籍先の大学に向かおうと思う。