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2023年度 加藤会長の挨拶

2023年6月30日

2023年度 KBS同窓会 会長
加藤(杉浦) めぐみ
(M26/日本イーライリリー株式会社 倫理・コンプライアンス本部 部長)

2023年度の慶應ビジネススクール同窓会会長を務めることになりました。1年間よろしくお願いします。今年は、”ポストコロナの新しい同窓会活動の実践”を大きな方針として掲げつつ、以下4点に注力した同窓会活動を推進したいと思います。

まず、第一に、同窓会活動を通じたリアルな学びの場を同窓会員の皆さんに提供します。6月には総会と同時にストラテジックインサイトセミナーを開催し、KBSに新たに着任された劉 慶紅先生からご講義いただきました。また、久しぶりに同窓生が集って議論できる場として秋のホームカミングデーの再開も検討しています。

第二は、在校生と同窓会員の両方に価値のある活動の場を創出することです。KBSの価値の一つは、優秀なマネジメント人材を社会に輩出し、そのネットワークを活用することですので、在校生の就職や人材を求める同窓生とのネットワーキングを支援したいと思います。すでに、KBS委員長室を中心に在校生向けの就職支援体制が整いつつあると伺っていますので、同窓会はKBS本体の活動と連携してきたいと考えております。

第三は、他の同窓会関連活動や在校生活動の支援です。2015年に開設されたExecutive MBAプログラム(EMBA)の同窓会組織である「EMBA三田会」との連携を強化や、2009年から2015年に修了したM30期以降の卒業生及び在校生のネットワークイベントとしてスタートした「若き血会」への支援、2015年に開始された在校生向けのビジネスコンペティションである「KBS委員長杯」の支援などを予定しています。

最後に、同窓会運営の更なる体制強化も検討したいと思います。KBS同窓会は、MBAプログラム入学後20年目の代が主たる役員として1年間の任期で代々運営されてきました。それぞれの学年での関係の繋ぎ直しという観点ではこのような持ち回りの良さがある一方、年を跨いだ中期的な活動が計画、実施しにくいという課題があります。これを解決する方策として、複数年跨いで全体の運営をサポートくださる事務局が設置されております。今年は、事務局と役員の業務分担の整理や、IoT基盤の整備などにより、同窓会の運営業務の効率化も図りたいと思います。

2003年4月に入学直後の下田でのオリエンテーション合宿では、エンロンのケースで生まれて初めてのケースディスカッションをしました。その時、同期が語っている言葉が全く理解できず、本当に場違いなところに来てしまったと涙したことをよく覚えています。そこから20年が経ち、KBSの学びやネットワークに助けてもらったことは数限りありません。私がこの歴史あるKBSの同窓会の会長を担うことになるなど、夢にも思いませんでしたが、多様な人材が同窓会に関わることで、同窓会がより多くの同窓生に開かれた組織になり、その結果、より広い社会への貢献につなげることが出来ればと思っております。M26、M34、E6期の副会長及び事務局のみなさまと共に、1年間楽しんで同窓会の運営を行いたいと思いますので、積極的なご参加よろしくお願いします。